国際特許取得について

なぜ国際特許なんか取得することになったのか?

 

 15年くらい前のことですが、既に手巻きタバコだった私は、ある流れを感じました。

 世界はムダなゴミを嫌うようになり、喫煙スタイルもこれまでの箱入りシガレットではなく、シガレットが主流になる以前の時代に主流だったキセルなどの喫煙具を使ったり、自分で手巻きタバコを作ったりと、様々なスタイルへと変わっていく渦中で、手巻きタバコ用巻紙としての極薄麻紙の出現と、タバコ葉は手巻き用のシャグの多様化により、手巻きタバコの習慣が拡がり始めることを。

 そして、ある疑問とアイデアが浮かびました。

 私はアウトドアでもマイ箸やマイコップを使う人でしたが、流石に家の中でも紙コップや割り箸しか使わない人は見たことが無かったので、どうしてタバコのフィルターは全て紙コップなのか?という疑問と共に、不燃性素材フィルターを使うアイデアが生まれました。

 そんな物は世間にはありませんでしたので、そのアイデアを生業にしようかなとは思いましたが、もし、そのアイデアが世界中の誰かのアイデアとして既に認められていたのなら、これは他人の知的財産であり、私が勝手に製品化することは叶いません。

 ですから、開発以前に何ヶ月もの時間と費用をかけて世界中のそれを調べ、無いことが確認出来なければ、国際特許取得などあり得ません。

 さらに、喫煙具の特許技術は出尽くしているとも言われており、しかもこんなシンプルなアイデアで特許は無理だろうとも言われましたが、結局、申請から一年以内という脅威の速さで国際特許を取得するに至りました。

 そして生まれたモノの命名「マキマスカ」は製品名となり、商標として登録することになりました。

 

 次回は、これまでの歩みをご紹介します