SLOW SMOKING

 

平和喫煙

 

 

 

 

 

  例えば、<お茶を飲む>という行為は、ペットボトルのお茶を道を歩きながら飲むのも、急須で入れたお茶を何杯も飲むのも、美しい茶碗に抹茶をたてて飲むもの同じです。

 では、<お茶の時間>を楽しむという点はどうでしょう? 

 歩きながらや、日常的無意識に飲む場合は、お茶の時間を楽しんでいるとは言い難いですね。茶道の心得のある方ならその違いが分かる事でしょう。

 

 <タバコを吸う>という行為もさまざまで、いわゆる従来型の箱入りシガレットや、キセル、パイプなどの喫煙具を使う方法、葉巻シガー、最近ではヴェポライザーもありますが、これらは全てニコチンを摂取するための行為です。

 では、<タバコの時間>を楽しむという点ではどうでしょう? 

 会社の休み時間になると、希少な喫煙所へ駆け込み急いで吸っているのに、家では、本当に吸いたい訳でもないタイミングで少しだけ吸って消し、残りはゴミとして捨てる。こんな習慣の人はタバコの時間を楽しめることを知らないのでしょう。 

 

 農産物として育てられたタバコが、喫煙できる状態になるまで、2年もの歳月を要し、タバコ農家はタバコ葉を一枚もムダにしないそうです。手間ひまかけて作られたタバコに感謝して、美味しく楽しくいただくのが本来の姿ですが、使い捨てのフィルタータバコは、主要成分をも除去してしまう為、1本のシガレットに巻かれるタバコ葉が多い割には摂取するニコチンは少なくなり、1日の本数が増えます。

 

 屋外であっても世間がタバコを嫌がる大きな理由は、ニコチン成分というよりも、燃焼剤入り漂白巻紙を燃やしたときの大量の煙と匂いが酷いからなのですが、箱入りシガレットでは、巻紙を選ぶこともできません。

 キセル、パイプなどは紙を使わずに喫煙できますので、喫煙味は良く、使い捨てフィルターも使いませんので、タバコ葉の量もムダなく喫煙できますし、古くからの伝統であり、<タバコの時間>を楽しめると言えるでしょう。しかしながら、まめな道具の手入れを怠ると、その喫煙具自体がヤニとタールで臭くなり、貴方のバッグには入れたくないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 キセル、パイプの愛用者が、日常の喫煙でシガレットと併用するのは、こういった理由からではないでしょうか。 

 

 

 マキマスカは、こんな日本の嫌煙社会において発明された不燃性手巻きタバコ用フィルターです。1分以内でクリーニングできることが、喫煙習慣に大きな変化をもたらします。

 

 マキマスカを使った手巻きタバコは、巻き始めから喫煙後の掃除までを一連のお点前とするならば、けっしてマキマスカで歩きたばこはしないはずですし、ましてや吸い殻をポイ捨てする事などありえません。

 そもそも、常に人に対する配慮を忘れない大人だからこそ、喫煙が許されているのです。

 

 喫煙は単なる習慣ではなく、人を思いやる生き方そのものを映す。 
 それがスロースモーキングの基本理念です。

 

 

 

 いたるところが禁煙となった今、いつでも好きな時に喫煙するのは難しくなっています。 
だから、<吸える時に吸っておく>喫煙スタイルが生まれて しまったのかもしれません。

 

 マキマスカによる手巻きたばこの習慣は、ほんの少し手がかかる喫煙方法ですが、だからこそ、たばこを味わう時間をみつけ、本当に吸いたい時だけ喫煙するようになります。

  

吸いたいときに吸えないイライラから解放された時、平和喫煙の意味がわかっていただけると思います。

 

 

 

 

開発者