日本製へのこだわり
マキマスカは日本製です
繋ぎ目のないマキマスカ本体のシルバーパイプを国内でひき、その掘削作業とシルバー製内部パーツの鋳造は、宝飾品製造が地場産業である甲府市内の職人によるものです。
創業当初、東北大震災の直後頃、ある中国企業から、破格の製造見積もりを提示されたことがありましたが、お断りいたしました。
知的財産のルールを守らないことで有名な国で製造したら、コピー製品流通の危惧もありますし、今のこの日本のどうしようもない不景気も、もともと日本の企業が安い人件費を理由に、国内で生産していたものを外国で生産するようになったから。
これによって、日本人が職を奪われ、ものづくりの代金を外国人に払うことになり、日本人のモノづくりへの誠実さが築いたメーカーの信頼も失墜させます。
モノが安いことは、買う側にとっては嬉しいことですが、お金を支払うためには雇用がなければなりません。
私の実家は昭和34年創業の家電販売店でした。
私が20代だった頃、TV番組を録画するビデオレコーダーは20万円位、ビデオカセットテープは2時間録画で1,000円程度。カラーテレビはテレビのインチ数×1万円が相場という時代でした。
現在のNHK朝の連続テレビ小説では、昭和の家電品が登場しますが、正札を見れば当時の価格が分かります。昔の家電品は高価でしたが、国内で生産していましたから、その製造に関わる日本人には仕事がありました。
昔は、高額な家電品は、故障すれば修理して長く使おうとしましたが、今は修理するより買い替えた方が安くなってしまいました。
製造するときの外国人への人件費よりも、国内で修理する人件費の方が高いのだから。
でも私は、高くても日本人に仕事をしていただいて、その労力にお金を支払いたいのです。
マキマスカは日本製です。